第8回作品演奏会
日時 | 2008(平成19)年7月12日(土)午後5時開演 |
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会場 | 日本橋劇場(中央区立日本橋公会堂4Fホール) |
入場料 | 3500円(全席自由) |
主催 | 創邦21 |
助成 | 芸術文化振興基金、(財)ロームミュージックファンデーション |
演目
ぼくが作曲できない理由(わけ)
企画原案:今藤政貴、金子泰
作 詞:金子泰
作 曲:今藤政貴、今藤政太郎、杵屋巳太郎(現・淨貢)、清元栄吉、松永忠一郎
作調アドバイザー:藤舎清之
唄 :杵屋巳之助、今藤政貴、今藤政子、中川綾
三味線:杵屋栄八郎、清元栄吉、松永忠一郎、今藤政太郎
箏 :米川敏子
十七絃:中川敏裕
打楽器:藤舎清之、藤舎呂英、望月太津之、福原百之助
笛 :藤舎推峰
MCの男 :福原徹
笛と太棹のためのインヴェンション
作 曲:福原徹
笛 :福原徹
太棹三味線:鶴澤津賀寿
晶子 春・夏
歌 :与謝野晶子
作 曲:米川敏子
唄 :杵屋秀子
箏 :米川敏子
十七絃・箏:中川敏裕
西條八十 砂金 より 失へる人形
作 曲:清元栄吉
うたと語り:今藤長一郎、中川綾
ヴァイオリン:川上裕司、森口真智子
ヴィオラ:鈴木友紀子
チェロ:關口奨史
三味線:清元栄吉
夜音(よと)
作 曲:福原百七
笛 :福原百七
琵 琶:塩高和之
小 鼓:福原百之助
山笑う
作 曲:今藤長龍郎
地唄三絃・箏:藤井昭子
長唄三味線:今藤長龍郎
笛 :藤舎推峰
ねずみ浄土 日本昔話より
作 曲:今藤美治郎
作 調:藤舎呂英
唄 :今藤長一郎、今藤政貴、杵屋巳之助、今藤政子
三味線:今藤美治郎、杵屋栄八郎、松永忠一郎
笛 :福原百七
打楽器:藤舎清之、藤舎呂英、望月太津之、福原百之助
「ぼくが作曲できない理由」のこと 今藤政貴
共同出品のための企画を考えていて、ある作曲家の懊悩という、ぼくらにとっては卑近な題材を通して人間の姿を描こうと思いついた。どうやら熱意が認められ出品にこぎつける。ぼくが共同出品にこだわるのには理由があった。共同製作の新方式を提案したかったのだ。意見交換を重ねながらも最終的には企画者が総指揮をとるというもので、それぞれの役割や担当箇所は全て決めさせてもらい、出来てきた曲は、ときに突っ返しあるいはチョン切りアレンジも加える。ぼくにとってはこれが初めての出品だったから全員が先輩で、そのなかには大御所と呼ばれる人もいる。作曲もアレンジも頼りっきりであるにも関わらず、彼らは作曲家のプライドをう っちゃって付き合ってくれた。只々ぼくは、創邦21の仲間達の情熱と懐の深さを感ずるばかりだったのである。