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リレートーク 6走目

2020.04.07(火)

ご覧いただいている皆様、今藤長龍郎です。
新型ウイルスの収束を願うばかりです。

 

栄吉さん、「好きなピアノ作品を2つ選んで教えて下さい」、大変難しいお題目であります。
10代の頃と今とでは変わってきていますが、現在の情報をお知らせします。

 

セルゲイ・ラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲第2番」
フィギュアスケートの演技曲としても有名な曲ですが、とにかく最初の和音を聴くとゾクッとします。
ピアノ協奏曲は元々好きで、ショパンの1番・チャイコフスキーの1番などを好んで聴いていましたが、6年前仕事でハンガリーに行った折、昼間時間があったので、旧市街地を見に行こうとタクシーに乗ったところ、運転手さんがクラシック好きで、旧市街地が見えてきたと同時にラフマニノフ2番のピアノ前奏が流れてきました。壮大な音楽と素晴らしい景色が似合いすぎて、一瞬で好きになりました。
前奏は和音と単音の組み合わせなのですが、これからの始まりを感じさせる表現がすごすぎます。
普通、ピアノ協奏曲は最初オーケストラから始まり、しばらくして満を持してピアノが入るのですが、この曲はピアノから入るので、多分ですが指揮者・オケの演奏家の方々も僕ら聴き手と同じ気分なのでは…と、勝手に想像しています。
本番へ行く車の中で、元気をいただいてます。ラフマニノフさん、ありがとうございます。
最初の和音と単音しか弾けませんが、たまに弾いて気持ちよくなってます(笑)
ピアノ協奏曲は譜面を見て弾く事も普通に難しいと思いますし、暗譜して弾ききってしまうピアニストの方は人間技を超えていると思います!大尊敬します。

 

フレデリック・ショパン作曲「幻想即興曲」
こちらも大変有名な曲です。
最初の単音のあと、八分音符の三連符と十六分音符の組み合わせという難易度の高い音楽が突然登場します。
そのメロディがなんとも儚さがあり美しく、また展開部分のメロディも花が咲いたように美しく、5分弱の中にドラマがあって大好きです。

 

どちらの曲もメロディが美しいだけでなく力強さもあり、どんどん曲に引き込まれていく魅力に満ち溢れています。
若い時にピアノも頑張ったのですが力及ばずでした。幻想即興曲や革命のエチュードなどを剛柔自在に弾けるよう、楽曲分析も含めもっと頑張れば良かったと後悔しています。
長々すみません。

 

続いて、わたくしから米川敏子さんに質問です。
敏子さんにとって「良い音」とは、どのような音でしょうか?
大きなホール・お座敷くらいの小さな空間など条件や好みは色々あると思いますが、敏子さんご自身が思われるお考え、ぜひお聞かせ下さい。

 

今藤 長龍郎

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