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オイディプス

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作詞・作曲・作調

作:金子泰
作曲:今藤政太郎、清元栄吉、松永忠一郎、米川敏子

発表年

2020年

作者より

金子泰
『オイディプス王』(ソフォクレス作)あらすじ。オイディプスは、スフィンクスからテバイの国を救い王となる。十数年後、再び災厄が。先王殺害犯人のせいだとの神託に従い犯人を探索するうち、自分が嘗て三つ辻で殺してしまったのが先王であり、それは父であったこと、母を娶ってしまったことが明るみになる。これは昔受けた預言の通りだった。妻(母)は縊れる。オイディプスは自らの目を潰し国を出る。
触れたくない所はそれがゆえにずっと付きまとう。良かれと思ったことが仇となる。「オイディプス」をひしひしと生きている感があります。
※公演プログラムより転載



今藤政太郎
ぼくにとってはあまりにも自分自身の内心がえぐられる感じがして、まさにコンプレックス、絡まり合っていまだにがんじがらめになっています。これまで、作品の内容や技術的なことで作曲の手が止まることはしばしばありましたが、この度のように不動金縛りにかかったごとく対峙できなかったのは初めてといっていいほどです。それでも、芸をやる者の一人として或いはある自我をもった人間の一人として、なんとか立ち向かわなければならないと思っております。
※公演プログラムより転載



清元栄吉
『運命』に人生をふりまわされた男の物語です。古代。神託や預言は今よりもずっと強い『現実』であったでしょう。
でも、それでも。自分がいかに生きるかを自由に選択することはできたはずだと思うのです。『コロナだから』『昭和は終わったから』・・私も大切な人生の時間を何かのせいにしてるのかもしれません。
※公演プログラムより転載



松永忠一郎
ギリシャ神話を日本の古典的手法に乗せてみました。
様々な形で訪れる運命にどう立ち向かえば良いのか、それを考えさせてくれるのが史実であり古典です。今まさにその渦中ですが、古典作品にすがってみたい思いです。
※公演プログラムより転載



米川敏子
古典、創作曲に限らず生演奏の醍醐味は、相手のその時の表現によって自分の出方に変化をつけたり、打打発止となったり……舞台上での楽しみです。
今回は合同曲ですが、この楽しみは作曲でも味わえるのだと実感しました。今はラインでも音が届く時代ですので、曲の冒頭を一人が作り、次の作曲者が繋ぎ、また次を…と言うようにどんどんと連繋して行き曲が出来上がりました。流石に長年御一緒している同人です。見事な連繋プレーとなりました。
※公演プログラムより転載

歌詞

歌詞(PDF:348KB)

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