略歴
1935年 | 10月10日 四世藤舎呂船、藤舎せい子の長男として東京日本橋に生まれる。 |
1959年 | 東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業。 十世芳村伊四郎、三世今藤長十郎、今藤綾子、山田抄太郎に師事。 |
1963年 | 二世今藤政太郎を襲名 |
1978年 | アメリカ歌舞伎公演 中村勘三郎、中村富十郎、中村勘九郎「連獅子」に 立三味線で参加。 立三味線として立唄の東音宮田哲男と参加。 |
1982年 | 「長嶺ヤス子の道成寺」NY公演 |
1987年 | 国立劇場主催の邦楽鑑賞会に立三味線として現在に至るまで計15回出演。 |
1993年 | 「長嶺ヤス子の卒塔婆小町」NY公演 |
1998年 | 日仏文化交流歌舞伎公演 中村富十郎 中村雀右衛門「二人椀久」に 立三味線で立唄の今藤長之と参加。 |
受賞歴
1962年 | 東京新聞邦楽コンクール作曲の部で「能楽囃子による組曲」を発表し、文部大臣奨励賞 同時にNHK杯第一位入賞 |
2004年 | 日本文化藝術財団「日本伝統文化奨励賞」 |
2004年 | 文化庁「第55回芸術選奨 文部科学大臣賞」 |
2008年 | エクソンモービル「第38回 エクソンモービル音楽賞 邦楽部門」 |
2008年 | 秋の叙勲で旭日小綬章 |
2010年 | 第31回松尾芸能賞優秀賞 |
2010年 | 第66回日本芸術院賞 |
2013年 | 重要無形文化財保持者(長唄三味線)に認定 |
役職
桐朋女子短大講師(1981年~1989年)
国立音楽大学講師(1984年~2002年)
国立劇場養成課講師(1970年~現在 )
NHK邦楽技能者育成会講師(1995年~2009年)
現代邦楽作曲家連盟理事長
長唄協会学校教育邦楽振興委員会委員
創邦21理事長(2007年~2011年)
創邦21名誉理事(2013年~現在)
文学座支持会会長(2016年~現在) ※少し肩の力の抜いた仕事もやれるようになりました。
京都市立芸術大学客員教授(2017年~現在)
長唄「温知会」同人
「創邦21」同人
代表作
・「能楽囃子による組曲」
・佐藤春夫詩「海辺の恋」
・杉昌郎作「舟渡聟」
・駒井義之作「花」
・田中澄江作「建礼門院平徳子」
・井上ひさし原作 海津勝一郎作「雨」
・四季「篠笛によせて」
・馬場あき子作「松の調」
・竹内道敬作「天の鼓」
・竹田真砂子作「蛍」
・尾上菊之丞(現 墨雪)構成 古事記より「舟と琴」
・ロマンロラン原作 宮本正清訳 竹田真砂子脚色「ピエールとリュース」
趣味
音楽鑑賞、読書、スポーツ観戦、演劇鑑賞
好きなアーティスト
・最近では諏訪内晶子(シベリウスのヴァイオリンコンチェルト)。
・少しインサイダ―気味ですが、竹田真砂子さんの短中編の時代小説「じょさね」は心の奥に浸みました。
・東野圭吾の作品は読み出すと止められません。
・マイクルクライトンの「マイクロワールド」は面白かったです。
旅行に行くなら
行きたいところはいっぱいあります。しかし暇があればお金が無いなどの理由で、思うにまかせませんが、当面はオーストリア、フィンランドに行ってみたいと 思います。
お客様へのメッセージ
人を感心させるというよりは、人の琴線にふれる作曲や演奏が出来ればと思っています。それに創作を志す者として、失敗を恐れず既成概念にとらわれないよ うに心掛けています。