第1回作品演奏会
日時 | 2000(平成12)年5月16日(火) 午後6時開演 |
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会場 | 日本橋劇場(中央区立日本橋公会堂4Fホール) |
入場料 | 3500円(全席自由) |
主催 | 創邦21 |
助成 | (財)新日鐵文化財団、(社)企業メセナ協議会認定 |
演目
梅に寄す
作 詞:金子泰
作 曲:今藤美治郎
作 調:梅屋雅一(現・右近)
唄 :今藤文子、杵屋秀子
三味線:今藤美治郎、杵屋栄八郎
笛 :福原徹
鼓 :梅屋雅一
羅宇の夕景(ラオのゆうけい)
作 曲:和歌山富之
三絃独奏:和歌山富之
祇園囃子
作 詞:静友己枝
作 曲:杵屋巳吉(現・巳太郎)
唄 :杵屋巳津也、杵屋巳之助
三味線:杵屋巳吉、和歌山富之
萌ゆ
作 曲:米川裕枝(現・敏子)
箏 :米川裕枝、大学敏悠、中川敏裕
十七絃:岡崎敏優
梅若涙雨
作 詞:金子泰
作 曲:松永忠一郎
作 調:藤舎呂英
唄 :今藤政貴、今藤長一郎
三味線:松永忠一郎、今藤長龍郎
笛 :福原寛
小 鼓:藤舎呂英
大 鼓:望月正浩
歌舞伎合方変奏組曲 カブキ21
作 曲:杵屋巳太郎(現・淨貢)
作 調:望月長左久(現・朴清)
三味線:杵屋巳太郎、杵屋巳吉(現・巳太郎)
打楽器:望月長左久
真景累ケ淵~宗悦殺しの段~
原 作:三遊亭円朝
構成・作曲:常磐津文字兵衛
浄瑠璃:常磐津兼太夫
三味線:常磐津文字兵衛、(上調子)常磐津文紫郎
三味線四重奏 波のざわめき
作 曲 :今藤長龍郎
三味線Ⅰ:今藤長龍郎
三味線Ⅱ:今藤政十郎
三味線Ⅲ:今藤美治郎
三味線Ⅳ:清元栄吉
小品歌曲集 愛の唄 三題
はなかご 閑吟集 より
作 曲:今藤政太郎
唄 :今藤政子
箏 :中川敏裕
秘曲 佐藤春夫 詩
作 曲:今藤政太郎
唄 :今藤政貴
三味線:今藤政太郎
杵屋栄八郎
風となりたや 川上澄生 詩
作 曲:今藤政太郎
唄 :樋口麻理子
箏 :中川敏裕
東京能管
作 曲:福原徹
笛 :福原徹
はつ恋
作 詞:金子泰
作 曲:清元栄吉
唄 :清元清栄太夫、今藤政子
箏 :中川敏裕
笛 :福原百七
三味線:清元栄吉、松永忠一郎
自分の進む方向を確信できた日 松永忠一郎
会発足から約三年、会合を重ね、「試演会」に試作曲を持ち寄り、意見交換等を繰り返すうち、満を持して開催された第一回目の演奏会は、私にとりましては第一作目「梅若涙雨」を発表する記念すべき会となりました。まだ作曲に不慣れなこともあり、とても苦心した記憶があります。いつもメモ帳を持ち歩き、歌詞を唱えながら思いついたフレーズを書き留め、それらを流れよく組み立て、やっとの思いで試作曲が立ち上がりました。が、ここからが本番。何度も聴き返して、足りない所は足し、余分な所は削り、また時には手を付けず放っておいたり、と。そうしてようやく完成した時にはすでに一年以上経っていましたが、曲の出来はともかく自分 なりに満足できました。本気で作曲に向き合った、青春の1ページです。ここをスタート地点として、その後自分の進んでいきたい方向を確信できたような気がします。